平成26年度 同窓会総会のお知らせ | ||||
下記の予定で本年度同窓会総会が開催されます。 同窓会に関することは、総会の出席者による決議で最終的に決定されます。ぜひ積極的にご参集くださ い。 今年度は講演会を先に開催し、その後、懇親会の前に、同窓会活動に関する報告・協議の時間をもちます。この日のイベント全体を同窓生交流の場=総会とお考えください。 また「EXHIBITION SOKEIクリエーターズ2014」(第6回・同窓会展)を1階ガレリア・プントで同時開催します。 日 時:2014年9月27日 土曜日 午後2時~6時 場 所:創形美術学校(池袋)5階・講義室 &1階・ギャラリー タイムスケジュール 午後2時~3時 同窓会展出品者によるディスカッション 午後3時~4時30分 辻井勝(造14)講演会 午後4時30分~ 総会本会議, 同窓会展レセプション&懇親会 「卒業生による講演会」 本校卒業生は早いもので50期を超え、またビジュアルデザイン科が新設されて30年を超えます。今回はファインアート科とビジュアルデザイン科、双方を横断した視点を持ち広く活躍し、展示会コンサルティング会社を日本で初めて立ち上げた辻井さんを講師にお迎えしました。 昨今、アート・マネージメント・プログラムが多々開催されています。辻井さんの、マネージメント論・考え方は、両科に共通する「作ること・見せること・マーケティング」の全体を俯瞰する、正に現場から吸い上げた貴重なお話しになると期待しています。ぜひ奮ってご参加ください。 演 題:「作ることと見ること -マーケティングの基礎としての美術教育-」 講 師:辻井 勝(造形科14期) 講師コメント: 卒業して30年近く時を経た現在、自分が創形で過ごした日々を思えば、思い出すのはとにかくよく語り、よく喰い、よく作ったことばかりです。在学中から外部への発表をしはじめ、他校の学生たちとの交流も多く、毎週のように銀座から京橋、神田辺りまで画廊巡りをして、他校の学生たちと語らい、あるいは既に活躍中の美術作家の方々の話を伺って発奮し、また美術館や図書館などもはしごをして、巨匠たちの仕事に打たれ、その前にうなだれる。思えば忙しく楽しい日々でした。 その頃いつも考えていたことは、これは現代美術の範疇になるのですが、「描くとはどういうことなのか・見るとはどういうことなのか」ということです。80年代半ばだった当時は、日本でも現代美術の花が満開の時期を迎えていて、現代美術についての情報量が一気に増えてきていました。東京芸大で行われたヨゼフ・ボイスの講演会を聴講しに行ってサインをねだり、ボロフスキーの個展に出かけて来日スタッフたちとお好み焼きをつつき、盛んに開催される現代美術関連のイベントのために海外から来日するアーティストたちと語らう機会が増えるにつれ、彼らとの「近さ」が加速します。そして創形卒業の年、ニューヨークに渡りました。3ヶ月滞在したニューヨークでは、画廊やイベントスペースなど、様々な場所で作品発表を行うことができました。母国外の場所、国籍を超えた作品を通してのコミュニケーション、言葉を超えた問いと応答。そしてそこで、学生時代にずっと考え続けていた「描くとはどういうことなのか・見るとはどういうことなのか」ということへの答えを見つける事になります。現在、広告・マーケティングの会社を経営し、そこでは東京ビッグサイトや幕張メッセなどの大規模な展示会場で開催される「専門展示会」への企業出展のサポートと、その展示会主催者への開催業務支援を業務として行っています。そしてそこでは、創形在学中に考え続け、ニューヨークで見つけた問いと答えが、そのまま生きています。講演では、その「問いと答え」について、お話させていただく予定です。 講師略歴: 1959:三重県生まれ 1982:創形美術学校造形科第14期入学 1984:在校中にパフォーマンスやインスタレーションを行う現代美術作家としてTV、新聞、雑誌等に紹介される 1985:創形美術学校卒業、西武美術館に入社 1985:美術活動のため西武美術館を退社、渡米しニューヨークを中心に発表活動を行う 1986:帰国後、アートイベントの企画・制作を始める 1991:広告会社に勤務、企業広告イベントの企画・制作・演出・運営開始 2003:独立してイベント、展示会サポート業に従事 2005:日本能率協会主催の展示会実務セミナーを制作・講演 2006:ピースタイル株式会社設立、代表取締役に就任、現在に至る ピースタイル株式会社 日本初の「展示会コンサルティング」会社として、展示会の開催および出展に関する戦略立案から施策制作までの業務全般をサポート。独自の「展示会来場者マーケティング」を開発し、各地で「展示会出展成果最大化セミナー」と題した講演を行う。展示会業界専門誌「MICE Japan」で2007年より毎月誌上セミナーを連載中。(詳細はサイトでwww.p-style.co.jp) |
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